ボトムを探しているうちに、目的を忘れてブレークを狙いはじめ、外しまくる理由。
ボトムの場所は、これまでのトレンドの逆張りのため、下落の恐怖と戦わなくてはならない。
怖い。
それに対し、ブレークを狙いたい場所は、探さなくても、連れて行かれる。
それまでのトレンド通りの向きなので、恐怖がない。
ブレークしなかった場合は、置いて行かれるけれど、恐怖が来るのはその後のこと。
ブレークという希望があるために、恐怖はないけれど、お祈りはするので、損切りが遅れ、次の逆のシグナルが来るのも気づかなくなる。
ブレークを狙っていたポイントが、実はボトムであり、ピークであったということも、たびたびある。
ブレーク狙いは２回で終わることが多く、それが、ダブルボトム、ダブルトップが存在する理由。
３回目の挑戦で成功することはほとんどないから、それが三尊の存在する理由。
高い値段で買い、どん底の値段で売っていたら、生活ができなくなる。
てっぺんに来たら売り、どん底に来たら買えるだけの、身軽さを身に着けたい。
余計なトレードは、しないことだ。
ボトムで拾い、ピークは刈りに行きたい。
